三角関数のグラフを書く手順

三角関数のグラフを書く手順

三角関数のグラフを書く時は,おおよそ次のiii., ii., i.の順で考えるとよい.つまり

  • iii.$y$座標が$\sin 0$になるときの$x$の値を求める.正弦曲線はそこから始まる.
  • ii.周期を求め,$y$座標が$\sin 2\pi$になるときの$x$の値を求める.これにより,iii.で求めた値から始まる正弦曲線の1周期分の終端が決まる.
  • i.振幅を決める.最後に,$y$切片を計算できる場合は計算する.

三角関数のグラフ〜その2〜

以下の関数のグラフを書け.

  1. $y=\sin\left(2x-\dfrac{1}{3}\pi\right)$
  2. $y=2\sin\left(2x+\dfrac{1}{2}\pi\right) $
  3. $y=\sin\left(\dfrac{x}{3}+\dfrac{\pi}{3}\right) $

  1. $y=\sin2\left(x- \dfrac{1}{6}\pi\right)$なので

    三角関数のグラフ〜その2〜の解答の図その1
  2. $y=2\sin2\left\{x- \left(-\dfrac{1}{4}\pi\right)\right\}$なので

    三角関数のグラフ〜その2〜の解答の図その2
  3. $y=\sin\dfrac{1}{3}\left\{x- \left(-\pi\right)\right\}$なので

    三角関数のグラフ〜その2〜の解答の図その3