y=sinbx のグラフ
y=sinbxのグラフ
例として,関数y=f(x)=sin3x のグラフについて考えてみよう.この関数は
f(0)=sin0=0, f(23π)=sin2π=0,
f(43π)=sin4π=0, f(2π)=sin6π=0
となり,結局,xが0から2πまで増加する間に,yは3度同じ値を繰り返すことが分かる.
y=sinbx のグラフの図その1

こうして,y=sinxのグラフを,y軸に対してx軸方向に13倍したグラフが, 関数y=sin3xのグラフであると分かる.
y=sinbxのグラフ
y=sinbxのグラフは,y=sinxのグラフをx軸方向にb倍したものであり
周期は2π|b|,振幅は1である.
三角関数のグラフ〜その1〜
以下の関数のグラフを書け.また,周期と振幅を求めよ.
- y=sin(x+13π)
- y=2sin(x−12π)
- y=sin2x
- y=sinx3
y=sin{x−(−13π)}なので,y=sinxのグラフをx軸方向に−13π平行移動したグラフになる.
周期は2π,振幅は1である.
←y=sinxと同じ
y=2sinxのグラフをx軸方向に12π平行移動したグラフになる.
周期は2π,振幅は2である.
←y=2sinxと同じ
y=sin2xは,y=sinxの周期を12にしたグラフになる.
周期は2π÷2=π,振幅は1である.
y=sin13xは,y=sinxの周期を3倍したグラフになる.
←113=3倍
周期は2π×3=6π,振幅は1である.